2018.03.20 Tuesday 20:11

曲と歌詞の出会い

先日のサントリーホールへ歌手の石川さゆりさんがいらしていて、お仕事の途中か着物姿でしたので、目撃された方も多かったようです。

石川さんが昨年発表されたアルバムは、デビュー45周年記念で、その最終曲として、KAKOさんの新曲に歌詞がついた「祈りたい」(山上路夫作詞)が収録されています。
「加古さんの曲を入れたい」というラブコールから始まった1曲。



思い返せば、お二人の初めての出会いは、山本寛斎さんプロデュースのスーパーショー『アボルダージュ〜接舷攻撃〜』で、2004年のことです。
寛斎さん自身の半生も下地にあり、新撰組の土方歳三に重ね合わせたというストーリー。幕末を生き抜いた男達・女達の姿を、武道館を縦横無尽に使い切って表現した一大スペクタル。

いくつかの音楽が出来上がってゆく中で、KAKOさんに寛斎さんから電話がありました。「この曲に詞を付けて石川さゆりに歌ってもらいます!」と、予期せぬ提案の出た曲があったのです。そしてドンドン話しは進んでいき、ある日のこと、作詞家の阿木燿子さんと石川さゆりさんが録音スタジオに現れたのでした。KAKOさんは、演歌に縁が無いので「津軽海峡冬景色」も知らない人。その日初めて素晴らしい歌声を聴いたのです。

劇中に秋田の「西馬音内の盆踊(にしもないのぼんおどり)」がありましたが、そこにKAKOさんの音楽と石川さゆりさんの歌が加わります。踊り手の、一枚として同じ物が無いという独特の着物、逝った者への哀しげで優美な踊り。幻想的なシーンに魅了され、毎年夏に行われるというその盆踊りを、是非現地で見たいと思ったものでした。『アボルダージュ〜接舷攻撃〜』のyou tubeでも垣間見ることが出来ます。(BGMはメインテーマ曲が流れています)
https://www.youtube.com/watch?v=gpx6VL-49L8

武道館での、1回限りの”スーパー”なライブのお話しでした。

「アボルダージュ」のテーマ曲など2曲は、CD「熊野古道」に入っています。

2018/03/20
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2018.03.18 Sunday 19:00

「散り椿」とは?

ツアー最終日の東京・サントリーホール公演が終ってから、もう2週間になりました。
毎回同じようにコンサートに向き合ってきているのですが、今回はどういうわけかお手紙やメールが遅まきながら押し寄せてきて、ちょっと不思議な現象に包まれているところなのです。
その中から、
・・・・・・
70代後半に入りかけた男性からの言葉もうれしかったです。

いつものことですが、加古さんの演奏と曲を聴くと忘れがちな情緒が体中に広がり、とても豊かで清らかな気持ちになります。何処を向いても人間味が薄れてしまった時代、言葉ではなくこの曲と演奏こそが、日常に必要なものと実感しています。
・・・・・・

そしてこちらは、おそらく40代の女性。

クァルテットの素晴らしさ、全開でした。大変心に染みるもので、音の粒子にたっぷりと浸ることが出来ました。
「アヴェ・マリア」は子守歌のようにやさしく、”母なるもの”そのもの、安らぎを感じました。そして、「テンペスト」。so cool !!
・・・・・

こちらは定年退職され、会社のしがらみから離れた爽やかさで九州から駆けつけてくださった方。

ピアノの豊かな響きと弦楽器の揺らぎ、震えの余韻がこだまして美しく天空に消え去っていくのが残念で、愛おしい時間でした。
・・・・・

と言うわけで、プログラム全編を「加古カル」だけで演奏するのは初めてでしたが、皆さまの感動がいつまでもジワジワと溢れてきている、ということのようです。

KAKOさんは、映画「散り椿」の公開時にサウンドトラック盤が出る(だろう)から、と、各シーンの曲名を用意し始めています。テーマ曲をコンサートで初演しましたが、植木昭雄さんが奏でるチェロのメロディーが耳に残り、9月公開という映画を早く観たいものですね。
コンサート会場で配られていた映画のチラシ、表と裏です。




裏面の一番下に書かれていますが、「散り椿」の正式名称は「五色八重散り椿」といい、花弁が一片一片散ってゆき、一本の木に白から紅まで様々に咲き分ける、特別な椿なのだそうです。
私は映画のお話しが来たときにタイトルを聞いて、「椿三十郎」が白い花をかき集めて隣居との境界の流れに投げ込むシーンを思い出していましたが、そのようにはポタッと落ちないのが「散り椿」だそうで・・・。
知っている人は少ないのではないでしょうか?
3月下旬が開花時期とも書かれていたので、ちょっとネット検索してみました。

何と、「地蔵院の散り椿」なるホームページがありました!
http://www.tree-flower.jp/26/jizou-in/chiri_tsubaki.htm

京都旅行される方、是非、ご覧になってください。

2018/03/18

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2018.03.08 Thursday 20:10

2018ツアーを終えて

コンサート2018
今回のプログラムの表紙です。



函館と札幌のコンサートでは、猛威を振るった風雪で飛行機や電車の不安定な運行状況に左右されました。

特に札幌でのハプニング!!

「事情があって」プログラムの第1部の最初に用意していた「映画音楽セレクション パート1」を、そのあとに控えていた「映像の世紀 組曲」と入れ替えたのです。

この組曲では「神のパッサカリア」「愛と憎しみの果てに」が予定されていましたが、それを変更して、代替えの曲「睡蓮のアトリエ」が選ばれました。

こういう時にジャズのような即興演奏なら問題なく対処できますが、譜面のある曲ではそうもいきません。
急遽その部分だけ変更しましたので、KAKOさんは、しばらく弾いていない「睡蓮のアトリエ」を楽屋で10分ほど猛練習。

他の会場で既にコンサートを聴いている追っかけファンの方々は、きっと急なプログラム変更に驚いたことでしょう。
でも、今回のコンサートで主にアピールしていたのは「映画音楽セレクション」ですから、その面での変更はなく、お客様も問題なく楽しんでいただけて、心底ホッとしたものです。

どんな事情があったのか?

まあ、言わぬが花、ということで・・・。

札幌公演に駆けつけてくださった皆さま、大雪の日にご来場下さって本当に有難うございました!


さて、2月11日の大阪からスタートしたツアーも、3月4日の東京・サントリーホールで締めくくり。

「拍手の質が良かった」という、面白い感想を話して下さった人がいました。あたたかく、じっくりと聴いているお客様の、クオリティの高さの表れではないかと思ったそうです。サントリーホールへいらした方々にとっては、うれしい感想ですね。

「石川さゆり」さんのお花も、ご本人のお姿もありましたが・・・どうしてですか?という人も。
KAKOさんと結びつかない・・・と言われました。
えーっと、KAKOさんの曲を歌ってくださっている・・・という理由はあるのですが、ここのアトリエ通信に書いていなかったですね。反省しています!

それは次回のお楽しみに!

2018/03/08
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2018.03.01 Thursday 11:14

札幌の空

昨夕、新千歳空港に着きました!
2年ぶりくらいですが、KAKOさんは大好きな北海道で嬉しそうです。空港から市内へ向かう車窓から。

北海道の空!広ーい道!



白樺がチラッと眼に入ったのですがシャッターチャンスが遅れてますね。



電光掲示に温度が…



そうして、出迎えの人も「今日は暖かいくらいです」とおっしゃって、無事にホテルへ着いたのです。

ところが翌朝。
突撃低気圧で、窓から外を見ると…



ホテルの階下のカフェからは綺麗な雪景色でしたが・・・。




2018/03/01
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2018.02.18 Sunday 20:59

冬の函館にて

函館公演の朝、海が綺麗に晴れています。かつての青函連絡船の姿が見えました。今は船内を公開しているそうですが、非常に残念ながら今日は見学の時間がありません。



ホテルを9時半に出発して函館市芸術ホールへ向かいます。ロビーには、古き京都の職人が作ったという、由緒ある雛人形が飾られていました。


ホールに着くと、早速ステージではKAKO さんとメンバーが音を確かめています。



2階席もあるようなので、ホールの上の階へ行ってみることにしました。

階段の壁面は明かり窓が沢山デザインされています。



そのひとつから覗いて見えたのは、雪景色の五稜郭公園です。すぐそばなんですね。ここにも今回は行けませんでしたが。



というより、靴が・・・普通の靴底では深い雪道や、その下にあるかもしれない凍土では無理でした。靴に巻く雪道用のベルトも持参していましたが、使い始めに片方のベルトが切れてしまったりして。

さて今日のコンサートは、「はこだて音楽鑑賞協会」という団体の主催のため、非会員は入場出来ないので、地方のファンの方々も悔しいと思っていらしたことでしょう。
もちろんクァルテットの演奏は完璧!でしたよ。

地元の人によると、積雪は例年の2.5倍。
函館空港へ向かう道すがら、遠くに雪山を見ながら、しんしんという音が聞こえてきそうな白に覆われた町を見ることも出来、前日の猛吹雪のホワイトアウトも経験して、思いがけない冬のプレゼントをいただいたような日でした。

そして北海道へは、3月1日に再び訪れるのです!札幌・Kitara小ホールへ!

羽田空港では、メンバーや制作スタッフと、「それでは札幌で!」と言って別れました。

2018/02/18




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