2019.07.20 Saturday 20:31

日照時間

長崎県五島市では、50年に一度とも言われる豪雨にみまわれていますが・・・。

今年6月〜7月のお天気、特に関東甲信越地方は日照時間がとても少なく雨ばかり。そのせいだと思いますが、7月も中旬過ぎたというのに木の葉がハラハラと散っていきます。太陽が当たらないまま栄養が行き届かなかったのでしょう。
軽井沢の散歩道には木々からの落葉が積もっています。それも、緑の葉に薄茶色の斑点がついたり半分ほど茶色に変色した葉だったりして、秋風で降り落ちた葉とはあきらかに違うのです。



枯れ葉を踏みながらカサコソとした歩く音が耳に届く、というような風情があるわけもなく、この光景がアチコチの道路や庭に広がっていて気味が悪いくらいです。
このまま夏も来ないのではないかと、不安になるような日々。

そういうわけでアトリエの毎年恒例のアナベルは、まだまだ薄緑の花も多く、白い花もなかなか大ぶりの花姿になりきってくれません。このまま台風でも来たら茎が折れて、あっという間にアナベルの季節も終る・・・かと。


過去の同時期のアナベル。


こういう鬱陶しい季節に、今年は作曲の仕事があるのでKAKOさんは早めの夏休み期間にも出来ず、アトリエにこもっていますが、久しぶりに外出予定が入りました。

9月1日(日)広島での「映像の世紀コンサート」がありますが、その前に、テレビやラジオ、新聞などの取材で広島へ行ってきます。軽井沢ー広島の往復を、飛行機か新幹線か・・・随分迷っていました。
新幹線で5時間以上座りっぱなし・・・って、若い頃には平気なことも、同じようには出来ない年齢になっているので、気をつけているのですね。何といってもステージに立つ人ですから、生身のからだを大事にしなくては。

さて、取材の質問事項が広島のご担当者から送られてきて、「今の時代にこのコンサートを上演することの「意義」について」「広島&ヒロシマへの想い」などなど・・・沢山の項目があります。
行きの新幹線の車中で考えるのかしら?と思っていましたら、先程から熱心に質問の書かれた紙に向かっていますので、何事も準備に手抜かりの無いKAKOさんらしいです。
と言うか、急に先程のような問いを投げかけられても、「ウーン」とか唸ったままで直ぐに言葉を返せないタイプだということを認識しているからだと思いますが。

2019/07/20
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2019.06.25 Tuesday 20:16

「白い巨塔」をもう一度

今年のピアソロツアーは22日の大阪・いずみホールで終了しました。各地の公演に駆けつけてくださった方々に深く感謝致します。スタンディングの拍手では、誰なのかステージからはよく見えるそうで、KAKOさんから「久しぶりに○○さんがいらしていた・・・」と聞かされたりします。

お手紙が届き、第2部の「水の前奏曲」の曲を水色の幻想という青の色合いで表現してくださった方がいます。淡い水色、昏い水色、あかるい青、群青色など曲ごとに異なった色調を感じる、というのも楽しい聴き方ですね。

このツアーでのアンコール曲は「ポエジー」でしたが、なんと大阪ではもう1曲あったのです。

その曲は「白い巨塔」。

KAKO さんが音楽を担当した2003年のテレビドラマでは、主役の財前五郎を演じたのは唐沢寿明さんでした。
最近、岡田准一さん主演の番組が話題になっていたせいか、大阪では「白い巨塔」はちょっとしたネームバリューのようですし、その曲名を言っただけで拍手も盛大でした。

その「白い巨塔」を12月の大阪市中央公会堂でのクリスマスコンサートで、クァルテットの顔ぶれで演奏することになったのです。
会場で速報のチラシが配られていました。

1年の終わりに、心から心へ贈る加古隆の音楽
クリスマスにちなんで加古隆作曲の「アヴェ・マリア」や、
久しぶりの「白い巨塔」(2003年)、永訣の朝、
そして2つの初演曲も聴きどころです



12月23日(月)18時 大阪市中央公会堂。今年からは天皇誕生日ではなく祝日になっていないので、夜の公演です。

自分自身へのクリスマスプレゼントにコンサートを!をお考えになった方には是非お越し頂きたい場所です。

2019/06/25
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2019.06.19 Wednesday 16:48

「ピアノと私」感想の声

ホームページでは、KAKOさんに関する様々な問い合わせ先として、info@のアドレスを表示しています。
先週は札幌のコンサートの感想文が届きました。
どこか北海道らしい清々しい感じがしましたので、原文のまま掲載致します。

6/8 sapporo kitaraにて
ピアノと加古様だけというシンプルでありながら、このうえない贅沢な時間を本当にありがとうございました。加古様のピアノ・ソロ始まりのお話、ジブラルタルの風、ナイルの源流にて・・・フランスの香りとともにエスプリに触れたように感じます。そして雨のソネット、水の教会・・・ドビュッシーも好きなのですが、加古様の繊細で清んだ水音に心が洗われるようです。すべて心に感動するメロディの中、子供の砂浜は本当に楽しげで微笑ましい曲ですね♪加古様の愛に溢れたすばらしいコンサートでした。来年は札幌のライラックのお花を観ていただきたいです。(fromNH)

「子供の砂浜」はフランス・マントン(menton)の海辺に実在するのだそうですよ。
CD「水の前奏曲」に掲載されている原題は La plage des enfants です。



このアルバムは1993年の発売ですから、今から26年前になります。
そのうち誰もが演奏できるような楽譜が欲しいくらいの「前奏曲集」、だと思ったりしています。
でも難易度が・・・
誰でも弾けるという訳にはいかないですね。

さて、22日(土)の大阪・いずみホールで今年のソロコンサート「ピアノと私」がいよいよ最終日。
もう日も迫っていますので、KAKOさんは時折降る雨の音を聴きながら、何処にも出掛けずピアノに向かっています。

そうそう、大阪のコンサートでは緊急速報のチラシが入りますので、ご来場の方は見逃さないでください。

2019/06/19
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2019.06.11 Tuesday 20:04

北海道の旅へ

先週末8日(土)は、札幌コンサートホールkitaraでした。ライラックがまだ咲いているかと、KAKOさんはかなり期待していましたが、空港へ出迎えてくださった人から、もう終わりましたねと言われてガッカリした様子でした。

それはともかく、コンサート会場のある中島公園には黄色の菖蒲が咲いて、鴨は人の気配とは無関係に憩いのひとときを過ごしています。草に紛れて鴨は見えにくいかも知れませんが。



このような環境の公園の中にコンサートホールがあるのは、国内外でも珍しいはず。



今年のソロ・プログラムは、何度聴いても最後の「水の前奏曲」が凜と輝いていますね。
ファンの方々の、聴きどころは何処だったのでしょう。

さて札幌では新しい出会いがありました。

「旅人類」(共同文化社)という、北海道の旅を有意義にする書籍。


年1回の発行だそうですが、何とこの本は、kitaraホールに関わったという建設会社「ドーコン」が企画のバックボーンになっています。
KAKOさんに来年のインタビュー取材の依頼があって、最新発売号を楽屋に持参してきてくださいました。

第5号の特集は「オホーツク」。
気になるページがありました。


「北のアルプ美術館・・・」、知床半島の麓、斜里町にあるという私設美術館を紹介しています。
山の雑誌「アルプ」を全巻置いていると聞くと、山岳雑誌・・・を?と思うのですが、どうもそういう括りだけに収まり切れない魅力が詰まった「美しい本」だったようです。第一、山の・・なのに山の案内があるわけでも山の用具の実用記事があるわけでもない・・・と言った具合。自然への畏敬の念が根底にあり、心静かに山と対話する本、だったようです。
創刊は昭和33年(1958)で昭和58年(1983)までの、25年間通巻300号を網羅しているのは、館長でいらっしゃる山崎猛さんの全身全霊が傾けられたもの。

いつか行ってみたい美術館のひとつになりました。

さて、出会いの”その2”は、「スープカレー」です。
ライブ・イマージュがスタートした2001年頃から、特に弦楽器チームの方々はリハーサルが終るとサーッと会場の外に出掛けるのでした。お目当ては「スープカレー」だと言いながら。
あまり興味がなかったので、これまで一度も試してきませんでしたが、初挑戦してきたのです。
事前調査もなく、散歩の途中で見つけたお店。


出てきたお皿を見ながら、スープはご飯にはかけないで・・・という店員さんのアドバイスを聞いて、恐る恐るのような感じでひとくち。
うん?なかなか美味しい?!ではありませんか!


来週はツアーの最終地・大阪へ参ります。

2019/06/11
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2019.06.03 Monday 21:06

瀬戸内海の町へ

6月1日に愛媛県今治市へ。

色々と印象に残りましたので、書いておきます。
翌日に今治市公会堂での「国際ソロプチミスト今治」主催の加古隆クァルテット公演。
リハーサルのために前日から現地入りです。松山空港から車で約1時間半の移動で着きました。
四国が近づいた頃に、飛行機の窓から見えた島々の景色。


今治市と尾道市を結ぶ「しまなみ海道」があり、大島、伯方島、大三島などの島々を結んでいる、と聞いていました。
この「道」行ってみたかった!

さて、会場でのリハーサル。プログラムは昨年も大好評だった「映画音楽セレクション」です。



背後にあるのは仮設の反響板というものです。普通、反響板のあるホールで生音でのコンサート、というと舞台の天井も背後も左右も板壁で囲まれるし、その設置はボタンひとつ・・・とまではいかないまでも、昇降機能があるので機械任せのはずです。
しかし、こういう仮設反響板となると、手作業で組み上げていかなければならないので、大変そうだったとのこと。
先に会場入りしていたスタッフから聞きました。
仮設反響板、「仮設」ではありますがなかなか良い音。

リハーサルを聴きながら、何となく素敵なホールだなあ、と舞台の両サイドに門のようにある太いコンクリート風の柱や、見上げた天井の形状をながめて写真に収めたり。




なかなかシンプル・モダンな印象です。
それで帰ってきてから調べてみますと、何と設計は今治ご出身の丹下健三氏。1958年完成のものでした。
古くなって取り壊しも検討された時に、丹下健三の貴重な建築物ということで保存を求める声が挙がり、2012年に外観はほぼそのまま改修工事がなされ、その時に座席は広くしたようです。本当にゆったりと座ることが出来ました。

さて、本番の日。
ホテルからホールが近いこともあって、歩いて行きました。そしてホールの外観を撮ろうとして、「えっ?!」という物を見つけてしまったのです。
金色に鈍く光るもの・・・これは、スクリュー?



ハイ、88,000トンというコンテナ船のスクリュー・プロペラの本物で世界最大級のものだそうです。
そのそばにKAKOさんが立って居ますが・・分りますか?

解説の碑がついていました。


造船やタオルの町で有名な今治ですが、私は大島にあるというここ↓にも行ってみたかった!




国際ソロプチミストは女性だけで運営されていて、1,000席完売という、そのパワーとチーム力には、KAKOさんも敬服の様子でした。コンサート主催は確か年に一度のペースのはずですし、この道のプロではない代わりに、温かなまなざしと心のこもった手作り感を手土産にいただいて参りました。

今週末は札幌でのピアノ・ソロ。
スイッチをクァルテットからソロに切り替えて、北海道へ!!

2019/06/03


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