2017.09.08 Friday 16:03

ユーパトリウム

去年植えたシュウメイギク(秋明菊)が、草木の密集したところに顔をのばして咲いているのが見えました。



こちらの蕾はまだですね。これが咲いている頃は、湯河原に帰ってしまいます。



今まで、唐松の木の陰で見えなかった「ユーパトリウム」が、少し傾いて木の左側から顔を出しています。


ガーデンデザイナーのPaul Smither(ポール・スミザー)さんが、7〜8年前に軽井沢・絵本の森美術館で講演された際に聞きに出掛け、帰り際購入してきたものです。その時には花は8センチくらいの大きさでフワフワと丸い形で咲いていたのですが、アトリエの弱い日差しでは同じように咲いてくれませんでした。
唐松の後ろでよく見えないから植え替えするように言われ続けながら・・・ようやく今年、写真のように見えたという訳です。

KAKOさんがその花を「フジバカマを洋風にしたようだ」と言っていましたので、ようやく秋の七草の「藤袴」を覚えたのでしょうか。

そんなことがあった後で、KAKOさんに一枚の花の絵葉書が届きました。
打ち合せするテーブルに飾ろうとして、、、あれっ?



絵はがきは「藤袴」だったのです。

よくよく見ると、日本語の他に英字で Eupatorium Fortunei と書かれていました。
お仲間だとは思いますが葉のかたちが少し違いますね。

ちょっとした偶然のお便りでした。

2017/09/08
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2017.08.13 Sunday 15:35

長崎からの葉書

季節柄、暑中お見舞いのお便りが届きますが、夏の軽井沢に滞在していると「暑中」の言葉にピンとこない日が多いかも知れません。
ただし駅前の本通りは、電信柱の地中埋め込みが終ってから植樹されたのは、2メートルに届かないような低く小さな木ばかり。今この通りを歩くのは辛いものがあります。
太陽を遮るほどの並木に育つには、数十年かかるのではないかと思われる程なのです。
もしかしたら、避暑のために訪れた方はびっくりなさるかも知れない、と気になりました。

その点いつも書くことですが、KAKOさんアトリエのある一角は何処よりも涼しい、、、ので、元気で仕事をやっております。
映画「散り椿」の録音が今週に迫ってきたため、最後の追い込みです。どんなことをやっているのか?って気になりますよね。
特に映画の場合は、何分何秒何コマの絵に合わせて音楽がスタートする、とか、音楽が終らなければならない、という決めごとがあったりすると、音響の編集マンに、音楽を適当にフェイドイン、フェイドアウトしておいてください、と言うわけにはいきませんので、KAKOさんの作業も半秒とか半拍の世界で細かい作業になるのです。そういう数字上の細かさと同時に「音楽的に解決する!」という命題が外せません。

パソコンや楽譜に、顔をくっつけるほどに向かう毎日。これでは、眼と耳が極限状態にお疲れ気味でしょうね。
そう思っていましたら先日、アトリエの室内にいるのにサングラスをしているのを見かけました。聞くと、それはサングラスではなくブルーライトカット眼鏡だそうです。パソコン・モニターの液晶画面からのブルーライトという強い光をカットするとか。

さて暑中見舞いの葉書の中に、引越し案内が一枚ありました。差し出し局は長崎。
久しぶりの単身赴任だそうで、「興善小学校の資料館で加古さんの曲を聴き懐かしく・・・」と、書かれています。

興善小学校?
もしかしたら、あのドキュメンタリー映画の時の小学校?と、直ぐに思いました。
原爆に被災した小学校が映画の舞台でした。
岩波映像のホームページに、当時のチラシも掲載されています。

http://www.iw-eizo.co.jp/sell/society/02/society02_003.html

この時は、テーマ音楽のことで、プロデューサーの意向とレコード会社との関係が難しく、苦労したことが思い出されます。もしも長崎に行く機会がありましたら、記念館を覗いてみて下さい。
被爆50周年を記念して1996年に製作、となっていますので20年前となりますが、この映画も末長く残ってほしいものです。

2017/08/13
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2017.07.28 Friday 17:10

蜩(ヒグラシ)を耳にしながら

確か梅雨明けのニュースがあったような気もしますが、その後からのほうが雨の日が多いです。一昨日も、軽井沢から東京へ向かう新幹線の電光掲示に、秋田方面の運休や遅れが流れていました。
局所的に豪雨という異常な天候もあり、北海道でで37度という場所があったなどと、さすがに驚きます。

最近は朝夕に、ヒグラシがよく鳴いています。
KAKOさんも作曲のアトリエから聞こえているそうで時々話題になるのですが、その風情のある鳴き声には、本当に日本の夏を(過ごしている、と)感じます。
梅雨のジトジト雨が多い年にはヒグラシも少ないのですが、今年は意外に爽やかだったせいか、毎日のように多く聞こえます。

ところで「蜩ノ記」の映画では、ヒグラシの鳴いている場面ってあまり出てこなかったですね。タイトルにもあるのに何故だろうかと思っていました。
私は軽井沢で初めてヒグラシの存在を知ったので、皆さんの中にも実際にそういう風景に出会ったことの無い人もいらっしゃって不思議ではないですし、、、。
庭で聞こえるヒグラシの鳴き声を録音したいと思いましたが、それよりも今やYouTubeかな。

こんな鳴き声です。

https://www.youtube.com/watch?v=txq2YOtZn30&t=44s


作曲に閉じこもって、1日に100歩も歩いていないかも・・・とKAKOさんは嘆いています。
次の映画のメインテーマ曲を場面によってどう変幻させるか、、、音楽の1秒にも半秒にも気が抜けません。

この仕事の後に、9月2日(土)のオーチャードホールの公演が待っていて、作曲家のあとは演奏家。
静と動の両方で、うまく自身が保たれている、とはKAKOさんの口癖です。

蜩(ヒグラシ)を耳にしながら、、、7月も、もうすぐ終り。

2017/07/28

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2016.02.04 Thursday 16:26

雪景色、海景色

先月のある日、軽井沢の「定点観測さん」から届いた写真は、夜明け頃から午後までに40センチも降ったという雪景色でした。


所変わって、こちらは真鶴と湯河原の間にある入り江、福浦での一コマ。
陽射しがあたたかく風もなく、散歩に行きました。
おっ!釣り船だ!


水も澄んできれい!


手書きの船名!


小さな燈台!


海を見ながら、いつもKAKOさんは思うそうです。
地中海の海沿いを渡る船のように、真鶴ー湯河原ー熱海という航路があればなあ、と。
でも気候とか波の高さとか、実現できない自然問題があるのかも知れません。

帰り際にこんな看板!


フムフム、心当たりがある私が撮った一枚でした。

2016/02/04

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2016.01.28 Thursday 17:34

萎(しお)れても美しく

KAKOさんの曲「白梅抄(はくばいしょう)」には、副題として〜亡き母に〜と添えられています。
白い梅が咲く頃に逝った人を思い、曲が完成した時にはプログラムなどで副題もつけることが多かったけれど、年月の経過と共に曲名だけ残り、今や〜亡き母に〜を知る人も少ないかと思います。

毎年、命日に蘭花を贈って下さる方がいてもう十数年続いているのですが、今年はめずらしく深紅のチューリップでした。
それから一週間も経って今日アトリエを覗くと、3〜4個の花が散り落ちたようなので茎を切ろうかと思ってよく見ると、赤い花弁が水の張られた器に浮かんでいるのに気がつきました。KAKOさんは時々こうして散った花弁を浮かべたりするのです。

まっすぐに伸び立ったチューリップも元気でいいですが、こういうしな垂れた姿も、、、、

好きだなあ、と思い一枚写真に撮りました。

もしかしたら、春のツアーで「白梅抄」を久しぶりに演奏するかも?
と、ふと思ったのですがそれはまだ分かりません。

2016/01/28

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2015.08.12 Wednesday 21:33

季節の花便り

今日、KAKOさんが撮影した2枚の写真を掲載することに致します。
アトリエ通信で、この季節には毎年のようにご報告している「レンゲショウマ」です。





この花は下を向いて咲いているので、かがんで花を見上げるようにしなければならず、切り取って花瓶にいれて眺めたいと思ったそうです。
それも一輪挿しで。

バックを建物の「黒い塀」にして、正面からと横からと、こだわりと感動の気持ちが現れていますね。

ハッとする淡い色合いの美しさ。
花の直径は5センチほどです。蓮華という名前からも、こうしてみていてもどこか蓮(ハス)に似ています。

この花を眺めながら、今日のニュースが報じている30年前の日本航空機の墜落事故や、盂蘭盆会のことなど思う一日でした。

帰省ラッシュやUターンに紛れて、上京して打ち合わせや録音があり、KAKOさんの作曲も秒刻みで夏休みの無い日々を過ごしていますので、秋休みを楽しみに頑張っています!

2015/08/12
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2015.07.19 Sunday 15:03

初夏の日月

さて6月から7月にかけての庭を振り返りますと、、、

アトリエに続く道からどうぞ。薄暗く読みにくいですが、看板は「Passage de l'atelier」。



6月のアナベルは、まだまだ小さく緑色。この時期は寒くて室内ではストーブも必須でした。




7月になっても、つい数日前まで白くはなかったのに。




急に暑くなったせいで、アナベルの色がメロン色から白になり、花もまあるくなりました。
アナベルの右下側に白い穂先のような花が見えますが、もしかしたら「トラノオ」かも知れません。


先月、ある名高いガーデンのお庭でこの花のことを知り、実は散歩道で群れ咲いていたのを見つけて手堀りしてきたものを植えました。

KAKOさんは、次なる締め切り、、、今月末までに用意しなくてはならない音楽のことと、8月2日(日)の宇都宮市文化会館でのコンサートの準備に邁進中です。
それが終わったら、またまた作曲の締め切りやら東京での録音が10月中旬まで続きます。

そんなわけで、今年の貴重なライブ、是非お聴き下さい。
宇都宮美術館での「パウル・クレー展」との連携コンサートで、コンサートチケットで美術館の展示に入場できるというものです。
ちょっと珍しい企画ですね。

2015/07/19
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2015.07.15 Wednesday 19:15

今日が締め切り日

KAKOさんはずーっと作曲で籠もっていますが、今日15日締め切りというのがあって、それに合わせて昨日までにデモの音データを送り終えたところです。
1日でも2日でも早く納品するのがKAKOさんの流儀。約束の時間の5分前には絶対に着く、ということを死守する人です。
さて、この仕事では曲の発注の際に、A4サイズの紙にびっしりと依頼内容が書かれていたものを受け取りました。
目に見えない形のない音楽のイメージを言葉で表すのは難しいですが、それでも「キーワード」があると作曲する方も助かります。

出来上がった曲はもちろん私にも「素敵」と思えるものですが、音のデータをお送りした後で当事者のご担当から、曲の感想文がメールで送られてきました。

こういうご担当者は大概音楽大学のご出身で、作曲科、ピアノ科、管楽器など様々ですが、今回の方は文学部に所属していたのかと思えるような文章で、長々と書いています。
前略、中略、後略で、こんな部分もあります。

、、、メロディーラインの美しさと哀しさに、すべての想いが込められていて、、、

、、、ストリングスのハーモニーの色彩がこれほど豊かであり、、、微妙な陰影が表現できていて、、、

まだデータの段階ですので都内のスタジオでの録音作業は先ですが、喜んでいただけてちょっとうれしくなりますね。

KAKOさんもほっと一息。

そういう訳で、久しぶりに庭のアナベルの様子を眺めていました。
ようやくメロン色になってきたところです。白くなるには数日かかりそう。


2015/07/15
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2015.04.30 Thursday 18:38

湯河原散歩

4月の最終日となる今日は、湯河原町の千歳川に沿って歩きました。明日から「ライブ・イマージュツアー」で、主に日本の西の方を行き来しますが、作曲で閉じこもりの毎日だったKAKOさんは、殆ど外出していないことに焦りがあったようです。春の風を受けながら歩き始めてまもなく、視線の先に鳥が飛んでいて、KAKOさんは鳥が降りていった川の方を覗き、こんな写真を撮っていました。
小さな滝のそばですが、この川ではよく見かける光景なんですよ。

湯河原散歩3.jpg

次はKAKOさんが見つけた鴨のカップル。

湯河原散歩1.jpg

今年は藤の花が見事だという全国ニュースを聞きましたが、こちらは、バスの停留所となっている待合所の柱に絡まって咲いている藤の花です。

湯河原散歩2.jpg

写真は全てKAKOさんからいただいたものです。

ゴールデンウイークの真っ只中を、長崎→大阪→名古屋→神戸→福岡の順で、ツアーが続きます。
行って参ります!

2015/04/30
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2015.03.30 Monday 12:44

猫から学ぶ



先週は湯河原の白木蓮も美しく。



梅と桜の間の短い時期に木蓮が咲きます。

そして陽気のあたたかな今週は、桜も7分咲きほどになるかも知れません。

今日は、なぜか最近続いた「猫」のお話。
一つは、近くのお店で店番をしていた猫の姿を見かけなくなったので、ご主人に聞いてみましたら、亡くなったということでしたが、
お話によると、床に並んで座っていたご夫婦の膝元にいつの間にか来ていて、気付いたらそのまま死んでいたそうです。
KAKOさんは「猫って、死ぬ時には簡単に見つからないような狭い場所だったり暗いところを選んだりする」と言うと、そのご主人も、「そうそう人目に付かない配管の影とかでね」と相槌をうっていました。
それなのに、ご夫婦のそばに寄り添った「猫のキモチ」に目が潤みそうな瞬間でした。大きくて重たそうな猫でしたが、名前は「サクラ」。この季節になると思い出しそうです。

もう一つは、宅配の荷物をくるんでいた新聞。
近所で野良猫が子供を生みました・・・で始まる投稿欄です。
ある日、一匹の子猫が民家の屋根に上がり、下りられなくなったそうです。一日中鳴きっぱなし、親猫も下で心配そうに見守っています。
ご主人が梯子をかけて助けようとしましたが、逃げ回るのでつかまえることが出来ません。夕暮れにもなりあきらめて、翌朝見ると親猫が屋根に近い木に登っています。
そして、屋根と木の往復を何度も繰り返し、子猫に見せているのだそうです。その姿は感動的で、ついに子猫は同じようにして下りることが出来、安心して親子でじゃれ合っていた、というお話しです。

繰り返し、そして待つということは、人間の子育てにも通じそう。

ライブ・イマージュのストリングスで活躍していた女性の皆さんは、そろそろご出産時期とかで、メンバーの顔ぶれにも変化がある様子。
3歳まで、本当の幸せを運んでくれる存在だという赤ちゃんと、しっかり向き合う時間を取ってくださいね。

2015/03/30

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