2017.05.22 Monday 15:52

生きる秘訣

来月6月3日(土)公開の映画「笑う101歳×2」の映画評からいくつか。

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若い人は歳をとるのが怖くなくなるでしょうし、年寄りは元気がでますねえ。
人の一生をあらためて考える時代になったんだと思います。貴重な記録でもありますね。
養老孟司(解剖学者)

常にハッキリと感じたことを言葉にする、颯爽とした覇気。
これがお二人から受け取った、生きる秘訣です。
100年の歴史を生き、なお今の一刻を生きようとするお二人に、老いはありませんでした。
素晴らしい映画を作って下さってありがとう!
加藤登紀子(歌手)

裂ぱくの気合で愚直なまでに一本道を歩いてきたむのさん
しなやかに美しく歴史の証言者になった笹本さん
「君は僕のガールフレンドだね」と私にささやいたむのさん
「好きな人に手をとられて死にたいわ」と笹本さん
激しさの中にユーモアもあった。
もし おふたりともいなくなったら 日本は又恐ろしい時代に向かうのでしょうか。
おふたりの命の言葉をぜひ聞いて下さい。
松島トモ子(女優)

健康で長生きをし、日本をよい国にするヒントがいっぱい。よく笑うこと。自由に生きること。
言うべき言葉をいいタイミングで語ること。この映画すごい!
蒲田實(医師・作家)

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先日、恵比寿ガーデンプレイスに行く用事があったのですが、
この映画が上映される東京都写真美術館もすぐそばにありました。

ドキュメンタリーのお一人・むのたけじさんは、終戦後、故郷の秋田県横手に戻ります。映像が冬景色から始まるとメインテーマ曲、KAKOさんのピアノ。

もう一人の笹本恒子さんが撮影していた「明治生まれの女性たち」にも感動します。

2017/05/22
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2017.05.12 Friday 13:01

クマガイソウ

先月末、レコーディングで岐阜に行ったことを書きましたが、そのときの新幹線での車内誌「ひととき」が、まだ机の上にあります。
何か気になることがあってそのままにしていたのですが、今日、印をつけていた頁を読んでみました。

「熊谷はかちのひたたれにあか皮おどしの鎧きて、紅のほろをかけ」
平家物語の一節で、源氏方の武将、熊谷直実(くまがい なおざね)の戦場での出で立ちの様子なのだそう。
「ほろ」とは布製の武具「母衣(ほろ)」のことで、敵の矢をふせぐために鎧の上から背にかけた大形の布。風で膨らんだ母衣は流れ矢を防ぎ、味方には存在を示す標識ともなり・・・
だそうで、
読んでいるだけで戦場の壮観さが目に浮かぶようです。

一枚の布が武具?
そうです、文面はさらに続きます。

矢は堅いものにあたると危害を与え、逆に布のような柔らかいものでは、その勢いがそがれて身体を保護することを知っていた・・・。

そこでクマガイソウに話は飛びますが、画像と名前の由来を調べてみました。

ラン科の多年草で、和名の由来は、膨らんだ形の唇弁を昔の武士が背中に背負った母衣に見立ててつけられた。

源平合戦の熊谷直実は白く紫褐色の模様のクマガイソウ。



平敦盛(たいら の あつもり)は赤紫色のアツモリソウ。



絶滅のおそれもあって「特定国内希少野生動植物種」に指定されているそうです。

KAKOさんは、湯河原の仕事場のゼラニウム、ローズマリー、ユーカリ、木瓜(ボケ)の鉢植えを冬の間も外に出したり水管理をずっとしていました。
初夏ともなると、それまで育ちが遅かったのに花も葉もグングン元気な色合いになって来るので、5月は大好きだそうです。
元気になる映画「笑う101歳×2」が6月3日(土)から公開。



公式サイトはこちら↓
http://www.warau101.com/

このときのテーマ曲が、先日録音したクァルテットのアルバムに入ることが決まりました。
そしてKAKOさんがどうしてもつけたかったという曲名が、じつは花にちなんでいるのです。
それは、また次回に。

2017/05/12
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2017.03.17 Friday 20:21

放送文化賞

3月17日(金)はNHKホールにて「第68回日本放送協会 放送文化賞」の授賞式がありました。
この賞は1949年度(昭和24年度)から始まったそうで長い歴史がありますし、暮らしと放送の関わりや、放送事業の推移のめざましさを考え合わせたりすると、音楽家としては一人受賞できたこと、なかなか得がたい機会だったと思います。

早春の花「連翹(れんぎょう)」の黄色がステージにあざやかです。
今年受賞した方々の登壇の様子。



左から地震研究の専門家・阿部勝征(かつゆき)さん(東京大学名誉教授)の代理ご家族2名、ご本人は昨秋急逝されたそうです。
電磁界理論の第一人者・安藤真(まこと)さん・(東京工業大学 理事・副学長)。
KAKOさん。
ご存じタモリさん。1975年のデビューだそうです。
俳優・三田佳子さん。さすがに場が華やぎます。
群馬県立ぐんま昆虫の森 名誉園長の矢島稔さん。

このあとステージでは各受賞者の挨拶があり、別会場での懇親会のスナップ。
タモリさんと歓談中。


三田さんや矢島さんも加わって。


安藤さんもご一緒に。


KAKOさんのスピーチは、私もこの日初めて聞きましたが、3分以内という制限時間を守るためにご自身で練りに練って原稿を用意していたと思います。作曲家としての日頃の心構えや意気込みを端的にまとめていてちょっと感動的でした。
1月に70歳となった覚えやすい年なので、良い記念にもなった受賞ですね。
映像と音楽が響き合う仕事を、これからも生涯現役で続けていきたいものです。

NHKwebニュースに授賞式のことがアップされていました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170317/k10010915071000.html


2017/03/17
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2017.03.03 Friday 12:10

受賞のお知らせ

昨日の夕方、突然「おめでとうございます!」というメールが、海外に滞在している親しい方から届きました。
KAKOさんが日本放送協会の第68回「放送文化賞」を受賞したというのを、朝日新聞デジタル17時20分のニュースで読んだそうなのです。
インターネット、これが一番早く出回ったのかと思います。

今朝になって、ラジオやテレビで知った方からのメールが届きましたが、KAKOさんも私もまだテレビニュースを見ていなかったので、インターネットのNHKニュースを確認してみました。
日付は3月2日の夜10時過ぎています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170302/k10010896691000.html?utm_int=news-culture_contents_list-items_001

1980年代に、フランスから帰国するなりNHKドラマの番組ディレクターから依頼があったり、1995年〜96年のNHKスペシャル「映像の世紀」や20年後の「新・映像の世紀」と、素晴らしい番組に参加できたことが端緒となっているわけですが、アナウンサーの言葉にあるように、「・・楽曲で支え、多くの人々の心を捉えてきた・・」と讃えられたことは、うれしいことです。

同じく今回受賞する「タモリ」さんは、NHKスペシャルがスタートした1989年に「シリーズ 人体」で司会を務めていました。NHKスペシャル25周年企画の冊子でのインタビュー記事があるのですが、その中にこんな箇所が。

・・・私は特に、1995年から始まった大型シリーズ「映像の世紀」が好きでしたね。(中略)テーマ曲「パリは燃えているか」は今でも口ずさめるほど。・・・


思いがけない人の出現に、
--どこかで誰かが聴いてくれている--
と、気を引き締めたものです。

2017/03/03
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2016.11.26 Saturday 11:06

初雪

一昨日は関東以北を中心に初雪でしたが、軽井沢の定点観測さんからも、積雪の多さを感じさせる写真が届きました。



Snowcakeスノーケーキのようです。

湯河原も初雪で、山々が霞んだ日でした。

今日は飛行機で鳥取へ。琴浦町カウベルホールでクァルテットが久しぶりに揃ってリハーサル。明日本番です。このホールには1988年に初めて行きました。400人収容で小さいのですが、非常に響きが良く、何とここでKAKOさんが演奏するのは今年で8回目とのこと。過去には、二胡奏者の姜建華(ジャン ジェンホア)さんとのデュエットもありました。

日本海は雨になるかも知れませんね。

2016/11/26
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2016.11.12 Saturday 18:10

うれしいニュース

ちょうど2ヶ月ぶりのブログ更新です。

●うれしいニュース!
9月に東京・オーチャードホールで開催された「映像の世紀コンサート」が、NHK・BSで放送されることが決定しました。
東京で1日のみの公演でしたので、ご来場いただけなかった方々も是非ご覧下さい。

《放送日》
※12月4日(日)13:00〜14:29(BSプレミアム)

番組ホームページ
https://www.nhk.or.jp/special/eizo/program/ にはこのように書かれていました。
“NHKスペシャル「映像の世紀」の貴重な映像を生のオーケストラサウンドとともにお届けする。2016年9月に東京・オーチャードホールで行われた「映像の世紀コンサート」の模様を放送する。テーマ音楽「パリは燃えているか」をはじめ、加古隆氏の作曲したNHKスペシャル「映像の世紀」の数々の音楽は、映像に新たな命を吹き込んでいる。今回、番組の映像を音楽に合わせて再編集、巨大スクリーンに投影しながら、映像と音楽の圧倒的なコラボレーションで激動の100年を振り返る。壮大な音楽と歴史的映像が織りなす息もつかせぬ緊迫の90分である”

●新春のコンサート
今年の春に大好評だった加古隆クァルテットの「新・映像の世紀 コンサート」が、年明けの1月に関西で行われます。第1部はピアノ・ソロ、第2部はクァルテット。詳細はHPでご確認下さい。

日時:2017年1月15日(日) 開演15:00 (開場14:30)
会場:奈良・橿原文化会館 大ホール

日時:2017年1月21日(土) 開演15:00 (開場14:30)
会場:兵庫・伊丹アイフォニックホール

2016/11/12
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2016.08.11 Thursday 20:07

音楽の顔

KAKOさんのCDがエイベックス・クラシックスから発売されるようになった頃、カメラマン氏 とグラフィックデザイナーの女性を紹介されました。
最初のアルバムが2006年の「PIANO」です。



このデザイナーが北海道のご出身だと、今日初めて知りました。

今までも夏にはきっと帰省されていたのですね。今年は出身地の美瑛町で、ご自身の展覧会を開くということです。
テーマは「音楽家の顔」かしらと思ったら、展覧会のタイトルは「音楽の顔 展」になっています。彼女:ふなやなぎめぐみさんがデザインされたCDジャケットやグラフィックデザインの仕事がビッシリ貼られたポスターです。



KAKOさん自身も気に入っている「アンソロジー  ANTHOLOGY」のCDジャケットが左上のほうに見えますね。カメラマンは堀裕二さん。

いつも素敵な仕上がりにしてくださる方々なので、ちょっとお知らせしたかったのでした。

2016/08/11
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2016.08.04 Thursday 21:04

雨に打たれて

軽井沢駅からのタクシー運転手の人が、「数日前の大雨で白糸の滝辺りが土砂災害で通れなくなっていますよ」と注意してくださいましたが、余程降ったのでしょう。
3週間ぶりのアトリエのアナベル達は、ほとんどお辞儀しています。



庭には胡桃の木から落ちた実が、泥だらけになりながらあちこちにかたまっていました。



蓮華升麻(レンゲショウマ)が少しだけ咲いています。



「THE PIANIST!」のツアーが終わって、8月は休めそう!と思っていたのですが、急なドキュメンタリー映画の話が来てしまい、約1ヶ月後に録音ですから、KAKOさんは間もなく作曲にかからなければなりません。
(可哀想!)

映画のご担当者から、追いかけるように台本などの資料が届き、週明けには打ち合わせです。
KAKOさんは雨に打たれた花ほどではありませんので、次に向かって気を集中し始めました。

2016/08/04


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2016.07.12 Tuesday 16:04

「貌」と「顔」

今日は一冊の分厚い写真集
『貌・KAO 供’鯆纂命心曄屬海譴ら・・・」』
のことをお話しします。

写真家は白鳥真太郎氏。
現在の日本を形作ってきた団塊の世代も60代になっていること、・・・しかし

芸術や文化、学術など様々なフィールドで今もエネルギッシュに活動を続けている日本が誇る「達人」たちは、どのような「これから」を語るのだろうか。
・・・「これまで」をどのような「これから」につなげていくのだろう。

写真集のタイトルにある「これから」については、そういう意味だそうです。
表紙は北野武さん。


(実物は縦30センチ×横22.5センチ)

この深い表情をあぶり出しているライティングからも写真家の技量を既に語っていると、まず思います。
ゆっくりとページを開きます。全ページ100人の被写体と、写真のそばに「これから・・・」したいことなど書かれている文章を読みました。北野武さんのは「誰も観たことがないような映画を」撮るだろう、と。
これは”貌”になった人たちの文ではなく、写真集のアートディレクターの意図で、撮影前後に各自にインタビューをしたものが元になっています。

〈2014年12月12日のアトリエ通信に撮影スタジオへ行った日のことを書いています。そのもっと以前から企画されて100人の撮影は3年がかりとか。〉

KAKOさんは前半のほうの頁。そういえばページ数が何処にも印字されていないので、49人目ということか。
通常プロフィール写真として世の中に出回るものとは趣が違い、光と影で鼻筋が際立ち、強い意志がにじみ出ている滅多にない一瞬です。

東京で写真展がありますし、詳しいことはこちら↓をどうぞ。100人の名前も列記されています。

http://www.jps.gr.jp/kaiin_tell/20160729/

個人的には、写真集を手元に置いてじっくり眺めていただきたいかな。
「顔」と「貌」の違いもおさらいしたりして。

さてさて、
ページを繰っていくと子供の頃のことを書いている人がいまして、それは両親からかけられた”言葉”でした。

県知事を務めたこともある方のこんな記憶。
・・・・・・・・
帰宅した父が「今日はハッピーだったかい?」と聞き、僕が
「はい、ハッピーでちゅ」と答えるのが日課でした。
そんな毎日を過ごしていると、本当にハッピーな気分になっていくんです。

・・・・・・・・
息子に暗示をかけていたのかもしれない、という何とも言えず素敵な父親像。


もう一つは音楽界の大会社の社長さん。物事に果敢に挑んできた人生で、自分が何をしたいのかを大切にしてきたけれど、、、その原点を思い出して。
・・・・・・・・
その根底にあるのは、幼い頃に母が
いつも言ってくれた
「あなたには、できる!」という言葉かもしれない。

・・・・・・・・

うーん、これもいいですねえ。

2016/07/12


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2016.05.24 Tuesday 21:35

あの番組の・・・番外編

★「映像の世紀」と「新・映像の世紀」が合体した番外編が放送されます。

映像の世紀プレミアム 第1集「世界を震わせた芸術家たち」
BSプレミアム 5月28日(土)午後7:30〜(90分)

番組内容はこちらでご覧下さい。

http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3681/2899040/index.html

2016/05/24
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