2017.09.05 Tuesday 16:26

本の旅

amazon(アマゾン)に注文した本が届き、読みかけていたところに、KAKOさんがアトリエから現れました。
それは?という感じで本のことを尋ねたので、表紙の「ホピの太陽の下へ」を読んで、ホピ ノ タイヨウ ノ モトヘ と答えて、ホピって知ってますか?と聞いたのです。
その時のこと。

「知らないけど、なんだか平和な感じがする」と言ったのです。

凄いですね!KAKOさん。
「ホピとは、平和に満ちている、という意味で、平和に満ちた人、新設、穏やかさ、寛容、誠実、謙虚、そして、祈りに満ちているということを意味している」と、ホピの長老が言い残していますよ。

私がそう言うと、「エヘン!」とでも偉そう?にして、「僕は音楽家だからね、音感で思っただけ・・・だけど」

この本に行き着いたのは、福島に住んでいらっしゃる「白鳥大好きな TW」という女性からのお手紙がきっかけです。先日のオーチャードホールの公演にいらして下さっていたようで、KAKOさんに分厚いファンレターが届いたのです。
福島市の白鳥飛来地として有名な阿武隈(あぶくま)川親水公園を中心に、原発事故を契機として、福島の自然を取り戻す運動を続けていらっしゃるとのこと。震災当時の悲惨な痛々しい経験談も随所にありながら、川辺で白鳥と過ごすお姿も写真に収められていました。
ある頁に、映画「ホピの予言」(宮田雪監督)を見ました、とあったのですが、「ホピ」とか「予言」という言葉が妙に気になって、ネット検索した結果、先ほどの本を取り寄せたという次第。
サブタイトルは、──女三人、アリゾナを行く──なので、南西アメリカへ一気に飛ばされそう。

これから読み進めます。

※「ホピの太陽の下へ」は、ルビがないので最後はモトヘではなく、シタヘと読むのかも。

本日は、KAKOさんの音感に感動して書いています。

2017/09/05
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2017.07.31 Monday 20:37

異国のしだれもみじ

軽井沢から近くの小諸市に、「和久井ガーデン」というところがあります。
小諸駅前の「停車場ガーデン」を設計したことでも知られる和久井道夫さんが、久しぶりに晴れた今日、ご依頼していた用事で来てくださり、帰り際に「ちょっと面白いことがあって・・・」とご自身のFaceBookの話をなさいました。

確かご経歴では
「造園家故小形研三の下で庭造りの基礎を学ぶ。渡米し、オレゴン州ポートランド日本庭園協会のヘッドガーデナーとして庭園造りに携わる。」
となっていましたが、そのポートランドで日本庭園に携わっていらした頃の、もう40年も前に手掛けた「しだれもみじ」が、”The 15 Most Beautiful Trees in the World 世界の15本の木”という投稿写真に掲載されていたというのです。

その「しだれもみじ」の写真はこれ!です。



しばし言葉を失うほどの感動!ではありませんか?

話題に出た投稿記事は下記からご覧頂けます。

https://brightside.me/article/ten-strikingly-beautiful-trees-that-seem-to-have-come-from-another-world-69505/

異国で手掛けたものであっても、一目見ただけで分るものなのですね。
息子や娘のような気がします・・・、とおっしゃっていました。

KAKOさんは、久しぶりにアトリエから出て人に会うという感じのこの頃ですが、テラスでお茶をご一緒しながら、この素敵なお話しを聞いている間、ちょうどヒグラシが鳴いていました。「カナカナですね」と和久井さん。
そういう呼び名もあるんですね。

2017/07/31
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2014.02.13 Thursday 01:57

欧州ツアー エピローグ

欧州ツアー各地のチラシです。
右からビルバオ、ローマ、パリ。



ビルバオのプログラムの一部分です。
曲名だけは事前にお送りしていた英語です。

2014021217540000.jpg

上がスペイン語で下がバスク語かな。スペインでは必ずと言っていいほど、公用語のスペイン語と各地の言語との二つで表記されています。地方の公用語として、ガリシア語(ガリシア地方)、カタルーニャ語(カタルーニャ地方)、バスク語(バスク地方)があり、主な言語だけで4つあるそうです。そう言えば、以前バルセロナに行ったときはカタルーニャ語でした。レストランでのメニューにもあまり英語は無かったです。
Kakoさんはステージでの挨拶で、あらかじめ用意していたバスク語でこんばんわ!「Gabonガボン」と言うとお客様から嬉しそうな大きな拍手がわきました。

ローマのプログラムです。

2014021218180000.jpg

ローマでの挨拶は、勿論Buona seraブオナセーラ。


パリのプログラムです。
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挨拶は、Bon soirボンソワール。
そのあとに続くTALKは全てフランス語でやりました。ビルバオとローマは通訳をいれずに英語で済ませました。
kakoさんのフランス語の発音は、かなり美しい!!ようです。フランス国民から、あなたの両親のどちらかはフランス人でしょう、とも言われたことがあるくらいなのですよ。

さてそろそろ、演奏旅行の締めくくり。
クァルテットの4人が写ったパリのチラシの裏面です。

2014021218440000.jpg

皆さま、ここまで読んでくださって有り難うございました!

2014/02/12
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2014.02.13 Thursday 01:23

欧州ツアー パリ編

2月7日、欧州ツアー最終日のパリ。
パリ日本文化会館の表玄関です。



地下鉄から直ぐの立地で、エッフェルタワーも近く落ち着いた地区です。

ステージは奥行きもあり、300席の客席とほぼ同じくらいの広さ、舞台ではダンス公演もしているだけあって、かなり広ーいです。

リハーサル風景。



こちらは本番です。


主催側からは、動画は撮るけど写真は撮らないと聞いていたため、私がiphoneで2回ほどシャッターを押したのでした。
シャッターを消音に出来ないので、緊張しました。(汗)


スペイン、イタリアそしてフランスという各国訪問に当たって、聴衆の反応が一番気になっていたのはパリでした。
世界中から注目される芸術の都ですし、どこか先鋭的だったり前衛的や一捻りしたものを称賛するのではないかという思いが強くあるからです。
フリージャズのピアニストで活躍したkakoさんの、当時の音楽と現在のスタイルとはかなり違いますから、どういう受け入れ方をされるだろうかと、、、、。

しかし、そういう心配は終演後には吹き飛びました。
ホワイエで私に握手しながら目をじっと見つめながら、mercibeaucoupメルシボクーとだけ言い続けてくれたのは、超前衛の芸術に造詣の深い人です。この人がこのように感動を表すとは想像も出来ないことで、どんな評論家の言葉よりもうれしいことでした。後日、「真のものには国境がない」という当たり前のことを、多くの人々の感想から聞かされました。

パリで「パリは燃えているか」を演奏したかったし、聴いていただきたかったことが実現しました。


ホテルをチェックアウトする日のロビーには、フロントマンが大事に飼っている猫が、いつものように眠そうにしていました。kakoさんがちょっと手をかざしていましたので、記念に一枚掲載します。この指で弾いてきました!


2014/02/12
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2014.02.12 Wednesday 08:43

欧州ツアー ローマ編

2月4日はローマ日本文化会館。



これがローマの松です。日本で見かける松とは全く違った枝ぶり。巨大な盆栽のようです。ローマで活躍した作曲家、オットリーノ・レスピーギ(Ottorino Respighi, 1879年– 1936年)には、ローマ3部作がありますね。「ローマの松」「ローマの噴水」「ローマの祭り」。
ここまで書いていましたら、ホームページのコンタクトフォームに、コンサートの印象を送って来た人がいましたので、転載しましょう。原文のままです。

i was at your shining concert at rome. It was really fantastic, so emoting that i cry. i'm a person with a disability, i have lupus, a immunitary serious disearge, but with you i pass through sea and montains, earth and sky. it was so strong, so different from every music i ever listen. you are a very big artist, so elegant, fashionable and intellectual. have you a facebook page? I have.
thank  you very much to your travel to Rome, a very nice city to visit for some days. Continue your big work of immagination.
そして最後には、big kiss という言葉で締めくくっています。

この日のコンサートは、カメラをホテルに忘れたために、今手元に写真は無いのですが、当日は1曲目から拍手が熱っぽく感じられました。曲ごとの拍手が長く、まるでアンコールを呼び掛けるようなのです。
イタリア人は感動を態度で表す国民ですね。かなり多くの人がスタンディングしていました。

下の写真は、kakoさんがローマで見ておきたかったという「トライアヌス帝の記念柱」です。 以前ローマに来たときには「フォロロマーノ」は見てまわったようですが、ごく近いところにこの塔があったことは知らなかったそうです。



高さが40m近くあるそうですが、逆光で撮影しにくい上に、全体を撮っても円柱の浮き彫りは見えないと思い、敢えて部分的に撮影しています。紀元後101年頃からの「ダキア戦役」の顛末が叙事詩的に彫られたもの。

紙や木の文化の国と石の文化の国との"記録"の方法は自ずと違ってきますが、美術的にも素晴らしいレリーフ作品でした。

全くローマは、現代生活のすぐ隣に遺跡が息づいている町です。

2014/02/11
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2014.02.10 Monday 03:20

欧州ツアー ビルバオ編

ビルバオのリハーサル

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リハーサルを客席で聴くkakoさん

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ステージの袖から

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クァルテット初の海外公演 初日を無事に終えて
楽屋の前で



2014/02/11
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2014.02.10 Monday 01:35

欧州ツアー プロローグ

「加古隆クァルテット」の、約1週間の欧州ツアーが終わりました。
スペインのビルバオ、イタリアのローマ、そしてフランスのパリという3箇所の国と都市を巡りました。

過ぎてしまえば笑って済ませられることも、出発する前には予想もしなかった為に、現地ではかなりストレスになったりでした。
今回は弦楽器も搭乗するので、成田 パリ ビルバオ間というルートの途中のパリでは、baggageを降ろさずスルー出来るように手配していたのです。成田でのチェックインの際にも、カウンターの女性に「荷物はビルバオまで間違いなくスルーで行きますよね」
と念を押したのでしたが、、、

ビルバオの空港のbaggageターンテーブルに、相川さんと南さんのスーツケースが出てこないのです!!
一緒にチェックインした植木さんのスーツケースはあるのに!

相川さんたちの搭乗券の裏に貼ってくれた荷物のタグ半券を何気なく見ると、荷物の行き先はparisとなっているようです。これではパリの空港に荷物は降ろされたということです。
ちなみに植木さんのタグはbilbaoです。
まさか日本の空港の担当者がこういうミスを犯すとは、あまり経験がありません。皆、日本が一番信頼できると思い込んでいますから、搭乗券に貼ってくれたタグの半券を確認しませんでした。

ビルバオの空港では、今回のツアーの代表でもあり言葉の得意なkakoさんが諸々交渉したり、ホテルに着いてからは、日本時間の早朝になるのを待って、植木さんが日本の航空会社に荷物の探索を依頼したりしてくれて、結局、二人のスーツケースはパリの空港にあることまでは分かりました。

そして、翌日のパリからビルバオに飛ぶ午前便に載せてもらうことまでも確認。
ホッと一息でした。ホテルに着いたのは夜9畤を過ぎていましたが、こういう確認ができた頃は、真夜中でした。
スーツケースにはステージ衣装のドレスも入っていますから、万一の時には翌日の街で何か買わなくては、、、と、私は考えていました。

二人の女性は、本来必要なものも無いまま朝を迎えましたが、どんなに不安だったことでしょうか。

2月1日
ビルバオのホール Alhondiga前で。
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2014/02/10
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2013.12.18 Wednesday 17:08

不言実行

昨日のアトリエ通信が、来年もよろしく・・・というような文章だったにもかかわらず、今日は
ちょっと書いておこうかな、というものに出会いました。

それは、年に2度送られてくる京都のお店からの、冊子にありました。
新聞などの句選でも知られる黒田杏子さんの一文でした。

新潟県出雲崎町に歴史ある句会があり、そこに招かれたことから話は始まっています。

荒海や佐渡に横たふ天の川   芭蕉

の句で知られる町とのこと。

そこで80代の現役漁師の句と出会います。
70代で、長年二人三脚だった嬶(かかあ)の突然の死から、一念発起。
「アイツは帰ってこないんだから」と、小学校しか出ていない彼が歳時記を懐に入れて勉強したんですね。
「磯見漁師」というのが正確な肩書きで、一人で舟をあやつり、ごく近海で魚介や海藻を採るのだそう。

こんな句もありました。

中秋の月に棹さす磯見舟

息子達も都会に出てしまい、88歳が一人で舟を漕ぐ姿が浮かびます。
「不言実行」で、淡々と漁師と俳人を続ける人。

ここにも、KAKOさんの曲「それぞれの海」があるなあ、と思ってしまいました。

寒い日は、いい話だけ胸にしまって温まりたいものです。

2013/12/18
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2013.11.20 Wednesday 11:06

神戸ルミナリエ

先週お会いした人が、別れ際にこう言いました。
「KAKOさんは、12月に神戸でコンサートがあるんですね。ルミナリエだから行こうかな・・。」

私は一瞬キョトンとしてしまいましたが、12月の神戸と言えば、全国ニュースになるくらいのイヴェントでしたね。
慌てて、ルミナリエのホームページを拝見してみました。
http://www.kobe-luminarie.jp/

トップページに、昨年の光の作品が出ています。

そして開催主旨が書かれていましたので、襟を正して読ませていただきました。

(1)阪神・淡路大震災の犠牲者への鎮魂と都市の復興・再生への夢と希望を託すとともに、様々な自然災害による被災地域との絆交流を深め、大震災の記憶を永く後世に語り継いで行く行事として開催します。

(2)神戸の冬の集客観光促進事業の柱として、行事開催を通じた神戸地域への集客と経済波及効果を期して開催します。

12月15日(日)は、ちょうどコンサートが終わる17:00頃から点灯され、21:30まで見れるようです。

2013/11/20
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2013.08.04 Sunday 21:58

宇宙との交信?

今日は日曜でしたが、映画の仕事で東京へ行きました。
以前にも書きましたが、来年公開の映画です。来週がいよいよ音楽録音なので、その直前の映像と音楽との最終確認作業です。
軽井沢を出発した午前は寒いくらいで、長袖の上着を風が通り抜けて行く感じでしたが、大宮を過ぎた頃から、車内も急に蒸し暑くなってきました。

やはり、東京は暑いです。
編集室のあるビルは狭い小路を入ったところにあって、エレベーターは無く、階段で3階の所にあります。
5人が入るといっぱいのスタジオです。Pro Tools(プロ・ツールス)という専門の編集機器を使っての作業でした。
KAKOさんが音楽のイメージを事前に送っていたので、スタジオの方で既に映像に貼り付けています。

映画の冒頭からラストのシーンまで、一つ一つ確認していきます。
こういうふうに、事前に音楽と映像のぴったりとした摺り合わせをするようになったのも、近年のことです。
どんどん様々な機器が登場するからですね。
ちなみに、このときの音楽は全てシンセサイザーの音源です。ですから、実際の録音スタジオでの生の演奏とは違う点を、何度か口頭で監督に説明していました。

監督のイメージと合わない音楽の箇所がありました。
台詞だけを生かすか、音楽の音量を低くして使用するか、ということで、映像の録音担当の方とも意見を交わしました。
音楽にしないで、虫の鳴き声とか、風の音とかで工夫することもあるからです。

それで非常に大事な意見交換の途中、全員が映像と音楽に全神経を傾けていたその時、部屋がグラッグラッと揺れたのです。
私は思わず「あっ!地震?」と言ったのですが、誰もが一声も発しません。
内心で、こんな狭い階段の3階で凄い地震が来たらどうなるだろう・・・と思いながらも、揺れはすぐに収まりました。

帰りの東京駅で、東北新幹線が1時間以上遅れて運転していましたが、仙台沖の地震だったのですね。関東沖でなくて、ホッ!

唐突ですが、先日、軽井沢のセゾン現代美術館に行ったときの写真です。

と言っても、美術館の庭を歩いた時の美術作品です。これと地震と宇宙との交信が妙に近しく感じられたのでアップします。

2013/08/04
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